忘年会、新年会、宴会なら銀座にあるちゃんこの花道 佐賀昇

みんなでワイワイと囲むものと言えば?―そうです!鍋です。
 
大勢で囲む鍋。美味しい鍋料理があって、美味しいお酒がある。そして気の合う仲間がいる──思い浮かべただけで楽しくなってきますよね。そこに宴会部長と鍋奉行が加われば宴もたけなわです。
 
そして数ある鍋の中でも、たくさんの具とバラエティー豊かな味付けで、みんなが楽しめる鍋の王道と言えば?―やはり“ちゃんこ”でしょう!

“ちゃんこ”とは本来、お相撲さんが食べる食事全般を指すことばで、鍋料理に限ったものではありません。しかし、お相撲さんは土俵で活躍するための大きなからだをつくるために、一度にたくさんの食材を食べられる鍋料理を食べることが多く、それが広く世間に知れ渡ったことから、今私たちが言うところの「ちゃんこ=ちゃんこ鍋」になったのです。

ちゃんこ鍋を出しているお店は多く、お店ごとに工夫を凝らしているため、その味付けは様々です。具材についても特別な決まりはなく、好みに応じて、肉や魚、野菜などを入れて食べます。

冬に鍋を食べるのは当たり前! でも夏にみんなで汗をかきながら食べる鍋も最高です! 季節に合わせた具材を楽しめるちゃんこ鍋。銀座七丁目の「佐賀昇」でぜひご賞味ください。

とある相撲部屋に大量の入門者が集まり、普通の配膳では一人ひとりの食事もままならなくなってしまったため、効率よく大きな鍋でつくったものを大勢でいっしょに食べるようになったのが、ちゃんこ鍋のはじまりだと言われています。これがやがてお相撲さんたちの常食となっていったのです。

お相撲さんが行う毎日の激しい稽古。そんなハードな稽古に耐え、勝負に負けない頑強なからだをつくるため毎日食べているのがちゃんこです。たくさんの食材を使い、栄養バランスに優れたちゃんこは、体力回復、スタミナ増強にはもってこい! 暑さ・寒さを吹き飛ばす強いからだをつくるために最適な食事なのです。

 
鶏ガラでダシを取ることが多いちゃんこ鍋。これは土俵のお相撲さんと同じく2本脚で立つ鶏から、縁起を担いでいると言われています。また、具には鶏団子を入れるのが一般的になっていますが、これは「土俵での白星」という意味のゲン担ぎだと言われています。
 
「ちゃん」が中国のことで、「こ」が中国語で鍋のことだという説と、親方と弟子の関係において、親方を「父(ちゃん)」、弟子を「子(こ)」と言い換え、師弟ともに食べるものを「ちゃんこ」と呼ぶようになったという説が一般的です。
 
鍋奉行とは、大勢で鍋を囲んだとき進んで仕切り、鍋の面倒を見るマメな人のこと。自分ですべてつくってしまう人から、「豆腐はまだ!」などと具を入れる順番を指示する人や、「肉はもう食べてよし!」などと食べ頃を促す人、また鍋に入れる前に一つひとつの具材の解説をする人や、ひたすらアクを取り続ける人まで、様々なタイプの鍋奉行が存在します。
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